葉酸は妊娠後では遅い

葉酸の効果@二分脊椎症など胎児の先天性奇形の予防

葉酸の効果はいろいろありますが、胎児の成長において欠かせないのはとても重要な働きをするからです。
厚生労働省が、葉酸の摂取を推奨する理由は、二分脊髄症など胎児の先天性奇形の予防に効果があるからなのです。
二分脊髄症とは、脊髄から神経組織が露出してしまい、下半身などの運動機能に障害が出る先天異常です。
この発症率が2003年から5年連続で増加し、発症率は世界一になったこともあるのです。

 

すでに先進国では、妊婦さんに対し、葉酸などを含むビタミンやミネラルのサプリメントを摂らせています。
でも、日本ではサプリメントの摂取を推奨していなかったので、先天性奇形が出る胎児が増えたとも考えられます。
こうした背景から厚生労働省でも、2000年に葉酸をサプリメントで補うように摂取するよう通知が出されました。

 

葉酸は、正常な細胞を作ったり、DNAを形成する時の補酵素として働きます。
先天性奇形は、細胞やDNAの異常によって起こるものですから、葉酸は先天性奇形の予防に効果があると言えます。
もちろん、葉酸を飲んでいれば絶対に先天性奇形にはならないということではありません。
それでも、リスクを軽減できることは分かっていますし、実際に、葉酸のサプリメントを摂取することで先天性奇形の胎児が生まれる確率は下がっています。
つまり、完璧とは言えないまでも、葉酸の摂取によって先天性奇形の予防効果があるのです。
ですから、妊婦さんはもちろん、妊娠を望まれる方は葉酸サプリメントを摂ることが必要とされているのですね。